ささくれについて ふないり鍼灸整骨院

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ささくれについて

こんにちは、ふないり鍼灸整骨院/リラク庵の藤井です。

日中でも寒い日が続き、本格的な冬が訪れてきましたね 😥

本日はささくれについてお話していきます。

ささくれは、冬になると発生することが多い症状です。気温が低くなって、空気が乾燥する季節になると、いつのまにか、指に「ささくれ」が見られるようになります。冬に多く見られることから、やはり、ささくれができる原因の1つは、「乾燥」です。

私たちの皮膚は、普段「水分」と「脂分」によって守られています。皮脂腺から分泌される「皮脂」と、汗腺から分泌される「水分」が乳化して「皮脂膜」を作り、皮膚の表面を保護しているのです。
ところが、空気の乾燥が進むと、肌の水分が失われて、皮脂膜が思うように作られなくなります。そこで手荒れが起こり、弱い爪の周囲の皮膚から「裂け目」が発生するのです。

また、冬場は、手洗いや水仕事に「お湯」を使うことが増えますね。すると、水分の蒸発は通常よりも進み、皮脂膜は剥がれて「ささくれ」の発生を引き寄せます。さらに、そこへ石鹸や洗剤などの刺激が加わると脂分も失われてしまいます。指先の肌荒れは、ますます起こりやすくなるでしょう。

ささくれができると「親不孝」と言われることがあります。
なぜ、「親不孝」と言われるのでしょう?
ささくれができる原因の2つ目は、「栄養の偏り」です。生活習慣が乱れて、栄養の偏り(バランスの悪い食事)や栄養不足がくり返されると、「ささくれ」ができやすくなります。

人間の皮膚は「タンパク質」で構成されています。そして、健康な肌を保つには、
(1)ビタミンA
(2)ビタミンB2
(3)ビタミンE
(4)ミネラル
などの栄養が必要です。特に、ビタミンAは、皮膚の新陳代謝を活発にする、肌の潤いを守る、肌の老化を防ぐ、といった作用があります。

昔から、「ささくれ=親不孝」といわれますが、それは、親の言うことを聞かずに、夜更かしや不摂生を続けると、体調を崩して「ささくれ」になるため、といわれています。乾燥と栄養が不足した皮膚には、自然と「ささくれ」は起こりやすくなるので注意してみてくださいね。

| 2020/12/05


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